trappedのその後

ラッキーにも、谷間のわりに携帯が通じて、泊まる予定だった宿に一報。
女将さんに、山の会の人に連絡してもらって、どうにか正しい道を見つけられた。
ロスタイム２時間。
予定帰着時刻は１６時だったから、２時間遅れると１８時。夏山は日が暮れるのが遅いからまだいいけど。教えてもらった目印を辿って、山を下りる。今度はふたり、ルールを決めて、「標識が５分以内に見つからなかったら引き返す」ことに。

２人の体は泥だらけ、キレイな景色を楽しむ精神的余裕も無く。。。
選んだ山が1900mスタートの800mゴールという、下降中心ルートに加えて、迷ったとき相当体力を消耗したため、２人の膝が笑う笑う。。。
かくかくしながらようやく900mくらいのところまできた頃か。

沢に出た。

道なし。
標識なし。

。。。

また、そうなんかよ！！！
携帯の電波なんて届く訳も無く。

やばい、２度目の遭難。
あたりをくまなく探すが、道らしい道もなく。
時間はもう１８時を過ぎ、日も傾き始め、体力も限界に近づいた今、戻るという選択肢も選ぶ勇気はなく。

あー、うちらこのままダメなのかな。
本気でそう思った。

彼氏に一緒に行こうって連れてきた私が悪かった。
神様、彼だけでも助けて下さい。
くる前に、本願寺で旅の安全を祈願したじゃない、神様は守ってくれるのかな？

念のため、と思って多めに持ってきたおにぎりを思い出す。
あとまだ４個はある。
日が暮れても、これを食べて夜を明かせるか。
水は沢のものを使って。
ひとり、プランを立てる。
リュックについた、非常用の笛。
吹いたら誰か、気づいてくれるかな。
あしたのニュースに出ちゃうのかな？
下調べ、入念にしたのに。
こんなに、道が整備されてないなんて、どこにも情報無かった。。。

希望を失いかけたその時。
彼が叫んだ。
「まき、あった！！！」
みると、地図とは逆の川下に、黄色い標識があるじゃないの。
そして、一見薮に見えるその奥に、登山道があった。

「あーーーーーーーーーーーーっったーーーーーーー。」
ふたり、リュックをものすごい勢いで背負い、道を下る。
周りはもうくらくなってきていて、まさおが教えてくれた懐中電灯が足下を照らす。
本当はこんなの使わない予定だったけど。
念のためって言う言葉の重要性を再認識。

やっとのことで、アスファルトの道に出て、下り坂に疲労困憊の膝を守りつつ歩く。
あと２０分くらいかなー。
まさか、まさおお迎えにきてくれたりしないよねー。
なんて、冗談を言える余裕も出てきて。

なんてときに、先に人が見えた。
実はうちら五色沼を過ぎてから誰とも会ってない。
ようやく、人影がいた〜
と、よくよくみると、うちらの方にあるいてくるじゃないの？

「ま、まさお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜涙」
両手を広げてまさおにダイブ。

生きてるって、素晴らしい☆

その後、車で１０年ぶりに滑川温泉にいきました。
まさおと、奥さん、そして今年産まれた可愛い姫と。
お酒を片手に、ゆっくりとした時間を過ごして。

酔い覚まし？に入った露天風呂、ふと見上げると満点の星空が輝いてた。
生きてるって、本当にすばらしい。
神様、ありがとう。
助けてくれた皆さん、ありがとう。
そして、ずっと私をサポートしてくれた洋一、ありがとう。

。。。

朝がきて、気づいたのは。
太ももがいてぇ〜〜〜〜
めちゃくちゃ筋肉痛。
ふたりで、ガンダムごっこ。

懐かしの滑川を後にして、次の行き先は、山形県米沢市。

trapped in the...

歩き始めて１時間、一切経山から五色沼を望み、さらに奥地へ。
ここから山を下りながら県境を越し、山形県に入ります。
山を徐々にくだると下草がぼうぼうとしてきて、ヤブ蚊も増えてきました。
景色を楽しみながら、森の奥地へ。
そして、森を抜けた瞬間、目の前には地滑りで出来たような坂。そして、その先には道はなし。
目印なし。
はて、道はどれか？
ひとまず、様子を見に行った相方が、下から「道かも」との声。山地図だと尾根を下るはずなんだけどな。。。と思いながらも、わたしも下る。
下がれば下がる程、ゴロゴロした岩が、急な岩場になり、こんなんでいいのかなーとお互い不審に思いながら１時間程。とうとう道が切れた。
やばい、やっぱり迷った。
２人懸命に登山道を探すが見当たらず。
なんだか、野生動物のフンが溜まっている場所もあったり、ぜったいこれって道じゃない！迷った！！
いやーな汗が２人の額を流れる。
泊まればヤブ蚊と、ハエがたかってくる。
必死で道を探すが見当たらない。

... trapped in the wild...

Into the wild

久しぶりにもらえたお盆休み。
数えてみたら、高校以来、１０数年ぶり。
許可無く、夏休みが勝手に付けられていたところはさておき、
久々の登山と、お互いの両親への訪問を兼ねて相方と東北へ。

天気は晴れ。
始発の電車で、築地に向い、
大和で寿司を食べて、
新幹線に乗る。

向う先は、福島県浄土平。
バスを降り立ったら少しひんやりした空気の中、登山届けをだして。
いざinto the wild

夜勤明け

夜勤と夜勤の狭間です。もう１１時。１９時には家を出なきゃ。
ちゃんと眠れるように、この間明日美が来た時に明けた酔鯨の生酒をちょちょっとやって。
朝なのに、餃子をやいて。
夜勤明けってジャンキーなものが食べたくなるのよ。

今晩が無事に過ぎたら、宮崎映画を見に行って、
福島から山形に山登りをして、実家で米沢牛のすき焼を食らう予定。

アメリカから出る時トランクに入らなくて友達にあげて来た登山リュック、買わなきゃ。
方位磁針も、熊鈴も買うんだ。

昨日、相方にプロポーズされました。
まあ、来年結婚するとは思ってたけど。
こんどこそ、プロポーズの本番か？と思ったのに、
どうやら違ったみたい。
そんなに何回もプロポーズされたら、どれが本物か分からんよ．．．
ぶーぶーいいながらも。
何回もしてもらえるって言うのは幸せなことだ．．．と言い聞かせてみたり。

今日の夜勤のメンバーAさんが勤務の日は荒れるという噂あり。
あと一晩、無事に終わりますように。

ロールモデル

前から思ってたけど、準夜勤って忙しいとぴりぴりした気持ちを引きずって家に帰るから眠れないんだよね。１時にベッドに入ったのに、また今起きてる。。。

昨日は出産がたくさんあって、たくさん赤ちゃんが産まれました。
笑顔と涙と、いつもいろんなドラマが起こっています。

今の同じ職場の先輩に、国際救援の大先輩がいます。
大先輩って言っても、年の頃は同じくらいかなー。
この間、アフリカから帰って来てたけど、今度はハイチに行くって言ってた。
さばさばして、本当にいい人。
一緒の勤務になることは無かったんだけど、
昨日は一緒で、新人の私のフォローをしてくれた。
私の名前は、去年うちの病院を去った知り合いづてに知ってたみたいで、宜しくって言われてたよ〜、って。（よろしくって、言ってた知り合いにも感謝だ〜〜）
忙しい中にも色々国際救援のこと教えてくれて。
まだ若いのに、国を出たり入ったり、いくつも派遣されててすごいなーって感心しちゃった。
私もいつか。。。

ひとまずは、師長さんからOKをもらったから、１１月の国際救援研修を受けて。
もうちょっと仲良くなれたら、今年の長期休暇はハイチに視察に行けるかなー？と野望を抱き中（笑）
そこまで渡航費用が溜まるかが問題だけど。

身近に、ロールモデルがいて、かなりモチベーションが上がった一日でした。